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営業ナンバー
国土交通省（陸運局）から貨物運送業の許可を受けると、車のナンバープレートが交付されます。
それを、それまで付けていたナンバープレートと付け替えることで、晴れて貨物運送業としての仕事をすることができるのです。
ナンバープレートの種類
一般的に、道路を走っている車には、以下の４種類のナンバープレートが、それぞれの用途別に付けられています。
普通、家庭で使っている「自家用」の普通車や大型車などのナンバープレートは、このようなデザインになっています。
白地に緑文字なので、白ナンバーと呼ばれています。
上の白ナンバーの「地」と「文字」が反転したのが、営業ナンバーです。
タクシーや路線バス、引越し屋さんのトラックなどは、これです。
（タクシーやバスは、貨物運送業ではなく「旅客運送業」です。）
緑ナンバーと呼ばれています。
軽自動車も「自家用」と「営業用」があります。
これが、軽自動車の「自家用」ナンバーです。
黄色地に黒文字なので、黄色ナンバーと呼ばれています。
そして、上の黄色ナンバーの「地」と「文字」が反転しているのが軽自動車の営業ナンバーです。
赤帽とか、宅配便の軽トラックやワゴンなどは、これです。
黒ナンバーと呼ばれています。
ペットタクシーは、このナンバープレートを付けています。
ナンバープレートの疑問
ところで、次のような疑問がわきませんか？
「トラックとか、バスって仕事で荷物や人を運んでいるはずだから、全て営業ナンバーじゃないの？」って。
確かに、これらの自動車を一般家庭で乗用に使っている人は少ないと思います。
しかし実際、路上で白ナンバーのトラックやバスが走っているのをよく見かけます。
実はコレ、自社の製品や備品を運んだり、社員を送迎しているのです。
自動車教習所や旅館の送迎なども、よく見ると白ナンバーです。
つまり、営業ナンバーというのは、仕事で使っているかどうかではなく、運賃を取るかどうかということなのです。
