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使用する自動車
軽自動車のワゴンタイプを使っているのが一般的です。
軽自動車の乗用タイプもありますが、とても少数です。
どちらの場合でも商用車を使用する必要があります。
ペット用の特別な機能などはありません。
ケージを載せていることもありますが、ペットショップなどで買える一般的なものです。
なぜ、軽自動車なのか?
ごく普通の乗用車や、近頃はやりの大きめのワゴン車などを使えばよさそうに思えます。
しかし、わざわざ軽自動車を使っているのには深い訳があるのです。
まず、ペットタクシーが属する貨物運送業の分類からご説明いたします。
貨物運送業は、「一般貨物運送業」と「軽貨物運送業」に分けられます。
貨物運送業の種類 | 使用できる車両 | 許可の基準 |
一般貨物運送業 |
小型車、大型車、普通車 1BOXやバンでも可 |
事業用車両が5台以上 営業所、車庫 運行管理者試験の合格者 整備士免許3級以上 あるいは整備経験2年以上の者 |
軽貨物運送業 |
軽自動車 |
事業用車両は1台から 営業所、車庫 |
上の表でもわかるように、軽自動車以外の車を使用する場合は、一般貨物運送業の許可が必要ということになります。
しかし、「許可の基準」を考えると、そう簡単には、始めることが出来そうにありません。
また、利益の面から言っても、面倒なペットを運ぶよりは、物を運んだ方がはるかに儲かるので、わざわざ運送屋さんがペットタクシーを始める理由がありません。
軽自動車だったら、どれでも良いのか?
全ての軽自動車が軽貨物運送業として営業ナンバーを取得できるかというと、そういうわけにはいきません。
軽自動車のナンバープレートを良く見ると、「川崎40」とか「品川50」というように、4や5から始まる2〜3桁の数字がついています。
この4から始まるナンバーがつけられているのが「4ナンバー」で、5から始まるのが「5ナンバー」と一般的に呼ばれています。
このうち営業ナンバーを取得できるのは、この4ナンバーである商用車のみです。
車の外見は、それ程違いがありませんが、商用車ということもあって若干、内装がシンプルです。
では、5ナンバー車を4ナンバー車に変更することは可能なのでしょうか?
以前、ディーラーの人に聞いてみたところ、「暇とお金があればできる」とのことでした。
どうやら、無理ではないみたいですが、4ナンバー車に買い換えたほうが良さそうです。