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ペットタクシーとは
簡単に言えば、ペットを輸送するサービスのことです。
法律上ペットは、「物」として扱われます。
そして、「物」を運んだ報酬(運賃)を得ることができるのは、一般に「貨物運送業」と呼ばれている業種です。
つまり、ペットタクシーを定義すると、 「貨物運送業者が行う、ペットを輸送するサービス」 ということになります。
よくある勘違い
ときどき「ペットも一緒に乗れるタクシー」と思っている方がいます。
はっきり言ってこの認識は間違っています。
ペットタクシーは、街中で見かける「一般的なタクシー」とは全く別なものです。
一般的に、ペットタクシーは「ペット専用タクシー」の意味で、原則的に「人」は乗れません。
ただし、飼い主などがペットを監視する目的で同乗することは許されているようです。
従来からの「ペット輸送」とか「ペット搬送」をペットタクシーと呼ぶようになったのは、家族同然のペットを「物」扱いしたくない気持ちの表れかもしれません。
一般のタクシーと何が違うの?
一般のタクシーもペットタクシーも運送業には違いがありません。
しかし「何を輸送すれば運賃を受け取ることができるのか?」ということが違います。
- 一般のタクシー ・・・ 人を輸送して運賃を受け取る ・・・ 旅客運送業
- ペットタクシー ・・・ ペット(物)を輸送して運賃を受け取る ・・・ 貨物運送業
つまり、「人か物か?」の違いということになります。
法律上ペットは、物に分類されるため、ペットタクシーは貨物運送業なのです。
どのような車両(自動車)を使っているの?
一般のタクシーは人を運ぶために乗用車を使用しているのが普通です。
しかし、ペットタクシーは軽自動車のワゴンタイプを使用しているのが一般的です。
では、なぜ軽自動車を使用しているのかと言うと、法律で決められているからです。
このことについて、詳しく知りたい方は「ペットタクシーで使用する自動車」をご参照ください。
また、装備については特に決まりはなく、ケージを載せていたり、荷台部分の全てがペット乗用仕様にしているものもあります。